読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

琵琶湖でテントサウナしてきた話

「テントサウナに来ないか」という友人のお誘いで、琵琶湖に行ってきた。まずテントサウナが何か分からない人が多いと思う。実際、まずテントサウナの情報がインターネット上にほとんどないようだ。そういうわけで情報をアーカイブする意味も込めてブログにする。

f:id:otakuhouse:20160629211258j:plain

 

テントサウナとは

テントサウナとはテントの中でストーブを焚いて、屋外で楽しむテントだ。キャンプ場で煙突から煙を出しているテントを見たことがあるかもしれないが、原理的にはあんな感じだ。

f:id:otakuhouse:20160629194204j:plain

f:id:otakuhouse:20160629194234j:plain

 

 

普通のストーブ付きテントとの違いとしては次のような点がある。

  1. タープと同じで地面を覆うものがない
  2. フライの裾というか地面に近い部分は余るくらい長い
  3. フライのみ(インナーがない)

1と2については直感的になるほどという感じだ。1に関しては、汗や湯気を排水するに必要だし、2は断熱性に貢献している。入って分かったのが、ちょっとでも隙間があると冷たい外気がすぐに対流してくるので、2のような地面とテントの隙間を埋める機構は重要だ。(3はひょっとすると議論の余地があるかもしれないとも感じた。インナーとフライがあったほうが当然、断熱性は高くなるので。)

 

キャンプとの親和性がめちゃくちゃ高い

テントサウナ、ごくフツーのオートキャンプに十分入り込む余地がある。装備としてのテントサウナは決して大がかりなものではなく、テントとコンテナが一つ増えた、くらいの感じで車に加えられる。設置も平らな地面があれば特別な環境は不要だ。ただし、水風呂に相当する川や湖は必要だ。

http://finn-savotta.fi/wp-content/uploads/2013/07/pieni_sauna_10-kopio.jpg

▲折りたたんだテントサウナ

 

f:id:otakuhouse:20160629194401j:plain

 

▲ストーブも煙突含め全てこのサイズに収まる

 

値段も意外に安く導入しやすい。今回使ったのはフィンランドのSAVOTTAというアウトドアメーカのテント。フィンランドから個人輸入すれば563ユーロに関税など含めて、込み込み8万円ほどで導入できるとのこと。また国内代理店の正規品で買えば28万ほどするらしい。これを読んだ人が、8万円を安いと思うか高いかは分からないが、他のキャンプ用品と比較したら、客観的に言ってやや贅沢品くらいの感じでいけるでしょう。ノルディスクより安い!

www.varusteleka.com

 ▲ここで買えます

 

要は、いつものキャンプに、ちょっとだけ荷物を増やして、ちょっとした投資で最高のディープリラックスタイムにすれば良いのだ。料理を作る、コーヒーを淹れる、食べ物をつまむ、酒を飲む、といったいつものルーティンに、サウナと水風呂を加えよう。

f:id:otakuhouse:20160629194745j:plain

f:id:otakuhouse:20160629194758j:plain

 

 

話はそれるんだけど、個人輸入して8万円、国内正規価格が28万円なら、28万円以下でオシャレで高性能なハンドメイドの国産品が作れるのではないかと考えてしまった。どうかな?

 

サウナ自体が面白い

確かに巷でサウナブームというものを聞いたことがあったけれど、つい最近までは何とも思っていなかった。「サウナがブーム」聞いても、何となく美容とか健康と結びついてしまうので、「女子供の遊び」というレッテルを貼ってしまっていた。もちろん従来通りの脂ぎったおっさんのイメージも根付いので、自分の中でのサウナとは、脂ぎったおっさんと女子供のイメージだ。

 

サウナの面白さに気付いたのはつい最近だ。先日に行った白州バイクロア行ったのだが、そこにはサウナフリークが同行していた(文献によるとサウナーと言うらしい)。そこでサウナの正しい入り方を指導されるとともに、会場併設の温泉施設でそのまま実践してみた。

 

そこで見たのはまさにトランス状態だった。これは喩え話とかレトリックではなく、フィジカル的に本当にそういう状態になるのである。「正しい入り方」でサウナと水風呂を往復することで血行を促進された結果だそうだ。自分はやったことがないので分からないけど、大麻を吸引したことがある人物によると、大麻によるトランス状態と近いとのことだ。この辺りのことは、漫画家であり日本サウナ協会公認のサウナ大使であるタナカカツキ氏の漫画で面白おかしく説明されているので、そちらを参照して欲しい。

www.moae.jp

 

2ヶ月前の自分を含め、大半の日本人が認識するイメージと違って、サウナは合法かつ簡単にスピリチュアル体験ができる施設だと思う。思うに、人間というのは自分と向き合う方法を求めてきた。一般的には座禅や瞑想という形で行われることが多いが、これらで自分に迫るのはそれなりに修業が必要だ。そこで不勉強な人間にもそれを可能にする導入として古来から愛されてきたのが、大麻やサウナなのではないか。大麻が世界各地で瞑想に使われてきたのは誰でも知っていると思うが、実際、サウナも北欧では精神的な意味を持つらしい。

 

#tentsaunaparty

このイベント、とあるWebデザイン会社の有志による、日本にテントサウナカルチャーを普及するプロジェクト、TENT SAUNA PARTYとして始まったものだ。今はまだ実験的な段階のようだが、今後の活躍に注目したい。ソーシャル上では #tentsaunaparty なるハッシュタグが設置されているのでそちらも見てほしい。

f:id:otakuhouse:20160629203930j:plain

tentsaunaparty.com

 

 

 

 

 

f:id:otakuhouse:20160629194945j:plain

▲ビフィタ。これで身体をペシペシ叩いたり、蒸気を強制対流させる。何の変哲もない白樺の枝だが日本では北海道と長野にしかないらしく、けっこう高いらしい。上勝町葉っぱビジネスを髣髴とさせる。

 

f:id:otakuhouse:20160629203654j:plain

▲サウナストーン。溶岩が固まったもので、熱しても割れにくい、比熱が高い、との理由でサウナに適しているらしい。

 

f:id:otakuhouse:20160629211359j:plain

▲水温を測ると23.7℃。良い水風呂は15℃とかだったりするので、コンディションは悪いらしい。夏は水がぬるいのでテントサウナはシーズンオフなのだ。

 

f:id:otakuhouse:20160629195445j:plain

▲仕組みはホントにごく普通の薪ストーブ。薪ストーブで代用できないだろうか。

 

f:id:otakuhouse:20160629195505j:plain

▲サウナは蒸気で熱くなる

 

f:id:otakuhouse:20160629200151j:plain

f:id:otakuhouse:20160629200121j:plain

▲最近カレーの出張料理を始められた方。実店舗を持たず、レストランやカフェでゲストや特定曜日にカレーを作る、流離いの料理人。ローカルのシクロクロスレースなんかは出店料無料だし、飛ぶように売れると思うから来てほしいと思う。


www.instagram.com

▲昼寝する私

 

f:id:otakuhouse:20160629200033j:plain

▲おしまい